新NISA成長投資枠活用!高配当株投資術④
前回に引き続き、高配当株投資術の第4弾になります。
今回のテーマはズバリ「銘柄の見極め」です
これまでの高配当株投資術の記事の内容を軽くおさらいしておくと
- 高配当銘柄を買おう!
- 人気株を買うならインデックスファンドで良い
- 大きな値上がりを期待できる中小型株を狙う
- 配当金は株価の下支えになる
配当により株価の底値が保証された状態で、大きな値上がりを待つことができる銘柄を狙っていこう。と、このような主旨になります。
では具体的に、どのようにしてこれに当てはまるような銘柄を選定するか。
今回は私の書ける範囲でその部分を記事にしていこうと思います。
まずは、配当利回りランキングをざっと上から見ます。
Yahooファイナンスでも何でもいいです。
こんな感じで、バーっと上から利回りが高い順に出てくるかと思います。
この中から、気になる銘柄を物色していきます。
利回りが高すぎる銘柄は、何かあったりする場合があるので、単純に高利回りだからといって上から順に飛び付いていく訳ではないです。狙い目は利回り5%を超えているくらいでしょうか。
いくつか見るポイントがあるので、少し紹介します。
高配当銘柄を選定する際に見るべきポイント
- 過去3年間の業績、配当金推移を見る
- 直近の配当性向、記念配当かどうかを見る
- ビジネスは何をやっているか、業界の動向はどうか
- 社長はどんな人物か
- PER、PBR、EPSなど、株価指標を見る
- チャートを見る
銘柄を選定する際はこの辺りをざっと見ていて、面白い!と思えば購入を検討しています。上から、重要だと思う順に並べてみました。知識も必要になってくるため、いきなり全てを見るのは中々難しいかと思いますが、上から3つ目くらいまでは抑えておきたいです!では順番に軽く解説していきます。
①過去3年間の業績、配当金推移を見る
テンバガー解説記事にも書きました、3年間の増収率がどの程度か、配当金はどのように推移しているかという部分になります。増収率が連続で2~30%程度上昇していると物凄く熱い、絶賛成長中の企業になります。また、それに伴って配当金がどう推移しているか。過去3年間で増配傾向が見られる場合は、今後も高い確率で成長と増配が期待できるため、熱い銘柄となります。まずはこの部分を抑えましょう。増配はなくとも、減配をしていないなど、業績を見て安心できる会社かどうか。ここかなり重要です。
②直近の配当性向、記念配当かどうかを見る
配当性向という単語について、前回の記事で軽く紹介しました。企業は、利益余剰金の中から配当金を捻出する訳ですが、この時に配当金が占める割合を配当性向と言います。この配当性向が3~40%程度である場合、株主還元意識を持ちながら、且つ無理をしていない配当になります。高すぎる場合は、無理をして配当を出していると見なされる場合もあり、来期以降の減配や、無配などが可能性として上がってきます。低すぎる場合も、株主還元意識が低い会社と見ることができます。また、記念配当などで高利回りになっている場合も、来期以降の減配などがありえます。利回りを見ていく際には注意して見ておきましょう。一概に高すぎる、低すぎる配当性向と、記念配当が悪い訳ではありませんが、企業の姿勢と今後の増配、減配を見極める一つの指標になります。極端な配当性向である場合は、背後にどんな事情があるかを抑えておきましょう。
③ビジネスは何をやっているか、業界の動向はどうか
その企業がどんなビジネスモデルをやっていて、業界はどこへ向かおうとしているのか、業界内でどんなポジションにいるのか。個人的には、ニッチな業界で唯一のポジションを取っている企業などが好きですね。将来性、持続性のある業界であるかどうか、この辺は一般的な感覚で見てもらって構いません。強いて言うなら、まだ大きなビジネスにはなっていないけど、今後大きく伸びる可能性がある分野などは、先行投資の色が強くなります。従って、配当金などを出していない赤字企業などもたくさんあり、かなり上級者向けです。この分野にテンバガーが出やすいという側面はあるのですがね・・・・。そこが難しいところです。ですが、あくまで、利益を出しているか、配当を出しているか、大きな業界で強いポジションを取れているか、という部分に立ち返って銘柄選定をしていきます。
④社長はどんな人物か
社長がどんな人物かよく分からない企業もたくさん存在するので、これはおまけ要素みたいな部分もありますが、個人的には重要視したいところですね。熱意をもって発信している社長、誠意のある社長、効率的な経営を重視する社長、色々なタイプの社長いると思いますが、信頼できそう。なんとなく好き。くらいの感覚で、直感で選んでもらって良いと思います。企業の株主になるという事は、その社長に自分の資産を預けるという事でもあります。自分の資産を預けるに足る人物かどうか。そういう目で見ていけば良いと思います。
私は、熱い社長が好きですね。
⑤PER、PBR、EPSなど、株価指標を見る
これらも、もちろん重要な要素ですが、知識が必要な部分になるため、この記事では解説しません。株知識編として、自分なりの見方を、そのうち記事として書いていこうと思っています。
⑥チャートを見る
これについても、⑤と同様の理由で、今回は解説しません。
自分なりの解説もそのうち書いていこうと思っています。
ちなみに、私はFX時代にこれを鍛えました。FXで特に鍛えられた部分は、短期的なチャートの値動きでは動揺しない鋼のメンタルです。
強いて一言で解説しておくなら、自分がどれくらいの時間軸で株を買おうとしているのか、
一日? 一週間? 一ヶ月? 半年? 一年? 五年? 十年?
自分が保有を考えているこの時間軸と、参考にするチャートの時間軸を合わせる、もしくはチャートの方を少し多めに取るのがコツだと思っています。
これだけだと、何を言っているかよく分からないと思いますが、いつかの記事で改めて解説していきたいと思っています。
ここまで、狙っていくべき銘柄と、狙う時に抑えるポイントを解説しました。
次回は、高配当株投資術の最終弾として、
私の「厳選1銘柄」を紹介したいと思います。