【2025年最新版】日本市場で注目のビットコイン関連株

2024年に入った頃から、メタプラネットを筆頭にして、ビットコイン(BTC)を事業戦略的に保有することにより、業績及び株価の向上を狙う企業が台頭してきました。今回の記事では、ビットコインを保有する事による株価上昇効果はどれくらい見込めるのか、ビットコインそのもののチャートとどれくらい連動するのか、考察し、ビットコイン保有企業に対してどのように投資していくのが良いか、投資戦略を練ってみました。また、ビットコイン関連株を紹介しつつ、ビットコイン関連事業で注目を集めている企業を3選紹介します。

ビットコインの保有は最近の急騰株に見られるトレンドだよな!
そこでだ、今日はビットコイン関連事業でこれから熱い!お宝銘柄を3つ探してきたぞ。

ビットコインの保有で株価爆上がりは確かに最近よく聞くよね・・。僕にはそれが中身のある株価上昇にはあまり見えなくてさ。話題性で上昇しているのか、ビットコインのチャートと連動して上昇しているのか、よく分からないんだよね。チャートを見て高騰しているのは分かるけど、それが投資しても良いものなのかどうか、判断も難しいよ。どうにか投資戦略を立てられないかな?

投資戦略を立てられる可能性は十分あると思います。まずはビットコイン保有企業のチャートやビットコイン関連株の動向、ビットコインチャートとの連動性など、データを基に考察していきましょう。
ビットコイン(BTC)保有による株価上昇効果
ビットコインとは?

まずはビットコインについて、簡単に解説します
ビットコインは「インターネット上のお金」
- 「ビットコイン」は、ネット上でやりとりできるデジタル通貨です。
- お札やコインみたいな物理的な形はありません。
- スマホやパソコンで送ったり、受け取ったりできます
銀行なしで送れる
- 通常、お金のやりとりは銀行や国が管理しています。でも、ビットコインはみんなで管理する仕組み(ブロックチェーン)で動いているので、銀行なしで世界中に送金できてしまいます。
24時間、国境も関係なし
- 日本円やドルは国が作っているけど、ビットコインは誰のものでもありません。
- 24時間、世界中どこでも使えるので便利です
値段が動く投資対象
ビットコインは価格が毎日変動します。そのため、投資としても人気が高い
→ 「安いときに買って、高いときに売る」という使い方もできます。
ビットコイン保有により株価高騰したチャート

そんなビットコインですが、現在は主に投資の対象として使われており、毎日価格が変動するため、投機性が非常に高いです。投資対象としての魅力を利用して、事業戦略として大量保有を始めた企業などが登場してきており、そのチャートを一部紹介します。

*チャートはSBI証券トレードアプリのキャプチャ画像を使用
メタプラネット、リミックスポイント、エスサイエンスがビットコインの保有を始め、株価高騰したチャートになります。
- メタプラネット:2024年4月に保有開始。MAX約50倍の株価高騰
- リミックスポイント:2024年9月に保有開始。MAX約5倍の株価高騰
- エスサイエンス:2025年3月に保有宣言。MAX約5倍の株価高騰

こうやって改めてチャートで見るとやっぱりすごい値上がりだね!

保有を宣言しただけでもそれまで無風だった企業の株価が跳ね上がっているし、大したもんだよな!
もしかすると、これからは低位株の株価起死回生の一手として使われる事が増えてくるかもな!
ビットコイン保有による株価上昇の理由

ビットコイン保有を開始することにより、株価上昇を引き起こす要因を以下にリストアップしました。
1. ニュース性が高く、「材料株」として注目される
- ビットコイン保有の発表は、それだけで話題性が大きいニュースになります。
→ 特に小型株の場合、「仕手化」しやすく、投機的な資金が集まりやすい
2. 「時価総額に対するインパクト」が大きい
- 小型株が数億円分のビットコインを保有すると、時価総額に対して極めて大きな資産になります
→ 仮に価格が2倍になれば、企業の純資産に大きなインパクトを与える可能性も
3. ビットコイン=「将来価値が上がる資産」と考える投資家心理
- 「現金を保有している企業」よりも、
→ 「ビットコインで保有している企業=成長を見込んで動いた企業」というイメージが強まる
4. 米マイクロストラテジー(MSTR)型モデルへの期待
- 米国でビットコイン大量保有企業として知られるMSTRの成功例を連想
→ 「同じように時価総額が跳ね上がるかも」と考える投資家の投機的な買いが入る
5. 将来のWeb3、デジタル通貨経済への「先回り」買い
- ビットコインを保有=次世代金融やブロックチェーンへの理解がある企業という印象を持たれる
→ 将来のWeb3社会における「先駆者」としての評価につながる
時代 | 特徴 | 例 |
---|---|---|
Web1(1990年代) | 「読むだけ」 静的な情報提供 | ホームページ、ニュースサイト |
Web2(2000年〜) | 「読む+書く」 みんなが参加するSNS型 | Twitter、YouTube、Instagram |
Web3(これから) | 「読む+書く+持つ」 データや価値をユーザー自身が所有・管理 | 暗号資産、NFT、分散型SNS、DAOなど |
株価上昇要因のまとめ
「時価総額に対する資産のインパクト」×「話題性」×「投機的な期待」
→ この3つの掛け算で株価が数倍に跳ねる現象が起きているんです。

株価上昇を引き起こすトリガーがこれでもかってくらい凝縮されてつまってるよな。恐らく、時価総額の大きい会社が保有する資産の極一部をビットコインにします。なんて言ったところで、株価に与える影響はわずかだろうが、上の例のような小型株が大量の保有を宣言すると、インパクトは絶大なものになるよな。話題性も十分だし、投機的な要素も加わる。短期取引が好きな投資家も集まりやすいって訳だ!
ビットコイン(BTC)関連株の動向と保有企業一覧
ビットコイン関連株の動向

それでは、日本市場における注目のビットコイン関連株を10銘柄ほどリストアップします。
証券コード | 企業名 | ビットコイン関連事業 |
---|---|---|
3350 | メタプラネット | ビットコインを戦略的に大量保有し、財務戦略の中核に据える。2025年4月時点で5,000BTCを保有。 |
3825 | リミックスポイント | 暗号資産投資事業を展開し、ビットコインやイーサリアムなどを保有。2025年2月時点で536.52BTCを保有。 |
5721 | エス・サイエンス | 2025年3月にビットコインの取得・運用を開始する方針を発表。 |
8698 | マネックスグループ | 子会社のコインチェックが暗号資産取引所を運営。ビットコイン取引サービスを提供。 |
8473 | SBIホールディングス | 子会社のSBI VCトレードが暗号資産取引所を運営。ビットコイン取引サービスを提供。 |
3696 | セレス | 子会社のマーキュリーが暗号資産取引所「コイントレード」を運営。ビットバンクにも出資。 |
3903 | gumi | ブロックチェーン事業を展開し、NFTゲームを開発。2024年10月時点で暗号資産を43億円保有。 |
8783 | GFA | ビットコインとソラナを戦略的準備資産と位置づけ、保有数の最大化を目指す。 |
3807 | フィスコ | 暗号資産投資業を展開し、ビットコインなどを保有。 |
9399 | ビート・ホールディングス・リミテッド | 2025年2月に最大10億円分のビットコイン、ビットコインETFを購入することを決議。 |

ビットコインを直接保有する企業だけじゃなくて、ビットコイン以外の暗号資産や、ETFで間接的に保有する企業もあるんだね。

そうだな!
一言に関連株と言っても性質は全く異なる!
以下のように少し整理して考えるとわかりやすいぞ!
・ビットコインを直接保有する企業
・ビットコイン以外にも暗号資産を保有する企業
・ビットコインの取引所
・暗号資産に関する技術を有する企業
この中で、最も株価上昇に繋がりやすいのは、言うまでもなく、「ビットコインを直接保有する企業」だ!
ビットコイン(BTC)関連株の注目点と株価連動性。投資戦略は?

ビットコイン保有株の特徴は段々分かってきたね。
ビットコイン関連株に投資するための戦略を少し練ってみようか。アイラ、改めて市場がビットコインのどんな点に注目しているか、整理してもらえるかい?
市場でのビットコイン関連株への注目点

以下に、市場がビットコインのどんな点に注目しているか、整理しました。
① 時価総額に対する保有BTC量のインパクト
小型株がビットコインを多く保有すると、資産価値が時価総額を上回ることも
→ 株価が数倍に跳ねるインパクト
→ 「ビットコイン連動型の資産株」として注目される
② ビットコイン価格との連動性
- BTCが上がる=保有企業の含み益が増える
→ まるで「ビットコインETF」のような存在として連動銘柄としての期待
③ 現物保有か、ETF・ファンド経由か?
- 投資家は、現物BTCを直接保有している企業の方を高く評価する傾向あり
→ ETF中心だと「価格連動はあるけど本気感がない」と見られがち
④ 将来の保有戦略の明確さ(攻めの姿勢)
- 例:メタプラネットの「2026年までに21,000BTC保有目標」のような
→ 明確な数値目標とビジョンがある企業ほど注目度が上がる
⑤ 経営の転換点としてのBTC活用
- 赤字企業や小型株が「財務再建の切り札」としてBTC戦略を打ち出すことで再評価されることも
→ 「Web3時代に向けての先行投資」としてポジティブに捉えられる
⑥ 仕手化・投機資金の流入しやすさ
- 話題性・材料性があるため、短期資金が流入しやすい
→ 仕手化しやすく、短期トレードの人気テーマ株にもなりがち
まとめ:時価総額とビットコイン保有額の関係性

ビットコイン保有の仕方と、保有宣言をした企業の時価総額によって、株価へのインパクトが大きく異なります。以下に、簡単に表にまとめます。
企業 | 時価総額 | BTC保有額(推定) | 株価インパクト |
---|---|---|---|
メタプラネット | 小型 | 数百億円相当 | 非常に大 |
エスサイエンス | 小型 | 保有宣言 | 話題性で一時的に高騰 |
GFA | 中小型 | 保有宣言 | 話題性で一時的に高騰 |
リミックスポイント | 中小型 | 約70億円(現物) | 中〜大 |
ビートHD | 中小型 | 数億円(ETF中心) | 小〜中 |

うむうむ。
やはり時価総額とBTC保有額の関係性が鍵だな!
時価総額に対して保有額が大きければ株価インパクトも大きい!
そして間接保有よりも直接保有だな!

段々明確になってきたね!
保有額が明確になっていれば時価総額との比較である程度株価の目処が立てられそうだけど、保有額を明かさずに保有宣言をしただけで株価高騰しているパターンもあるんだよね。その場合はどこまで上がるか予想も難しいけど、宣言した時の時価総額は大きなポイントになりそうだよね。
それと、ビットコイン保有後の株価チャートと、実際のビットコインチャートとの連動性も知りたいんだ。アイラ、比較チャートをつくれるかい?
メタプラネットとビットコインのチャート連動性

2024年からのビットコインチャートと、ビットコイン保有銘柄の代表格であるメタプラネットのチャートを重ね合わせてみました。

*チャート画像はみんかぶより引用

なるほど…。
保有初期こそ大きな連動性は見えないけど、徐々に明確に連動するようになってきているのが分かるね。ただ、気になるのは株価上昇時はビットコインに連動して大きく上がっているけど、ビットコインが下落した局面ではそこまで連動して下げている訳でもなさそうだね。

重ね合わせてみるとよく分かるな!
下落局面においては確かに一緒に下がってはいるが、ビットコインに比べると下げ方もややマイルドだな。メタプラネット自体の動きやIRがあるから、その分によっても上下がある感じだな。時価総額に対する保有枚数が増えれば増えるほど連動の傾向が強くなるという事は言えそうだな。

保有宣言を出した初期の段階では期待性と話題性によって大きく買われて、その後は徐々にビットコインとの連動が色濃くなってくる感じか。
何となく分かってきた!
これなら戦略も立てられそうだ。
ビットコイン保有株への投資戦略

それじゃあお宝ラボの3人で立てたビットコイン保有株への投資戦略を紹介するね。
ビットコイン保有株の株価推移の傾向
これまで紹介してきた、ビットコイン保有株の株価推移の傾向を整理します。
- 時価総額と保有額により株価インパクトが変わる。時価総額が小さく、保有額が大きいほど株価インパクト大!
- ETFなどの間接保有より、直接保有の方が株価インパクトが大きい。
- 保有額を明言しない場合でも株価高騰は起こる。時価総額が小さいほど株価インパクトは大。ただし、上昇幅の予測は困難。期待性と話題性のみの株価上昇である事に注意が必要。
- 保有宣言初期は期待性と話題性によって株価高騰する。その後は徐々にビットコイン相場との連動が色濃くなる。
ビットコイン保有株を買うタイミング

ビットコイン保有株を買うタイミングだが・・・ズバリ、保有宣言直後だ!様子見など不要!
ビットコイン保有株への投資を検討する場合、特徴を考慮して、保有宣言を出した直後が理想です。数ある上場企業の中で、どの銘柄が保有宣言を出すかは分かりません。しかし、保有宣言は市場にとって大きなニュースとなるので、YoutubeやXなど、スピードの速いSNSで情報を得ていくのが良いでしょう。筆者はYoutubeで、「株式投資 最新」や、「株式投資 材料」などで毎日めぼしい材料が出ていないか、軽くチェックすることを日課にしています。
ビットコイン保有株の見極め方

どんな企業が保有を宣言した時に株価が大きく上がるのか、見極めるポイントをまとめてみたよ。
時価総額 | 50億円以下 |
保有額を明言している | 時価総額に対して大きいほど株価インパクト大! ただし、保有額を明言しない場合でも時価総額が低ければ初動の株価高騰は起こる。 |
保有コインの種類 | ビットコインが最も注目を集める |
保有の形式 | コインの直接保有がインパクト大。ETFなどの間接保有はインパクト小 |

簡単に言うと、時価総額が超低くて、ビットコインの直接保有で、時価総額を超えるくらいの保有を明言すれば、超絶株価高騰って訳だ!

それはもうメタプラネットの事じゃん
2024年にメタプラネットがビットコイン保有を宣言して株価高騰を演出して以来、保有を宣言する企業が増えました。小型株が財務再建の切り札としてカードを切っている可能性もあります。時価総額、保有額、保有するコイン、保有する形式はそれぞれ企業ごとに異なった方針を打ち出しているため、この辺りの見極めが肝心になります。これまでの保有宣言した企業の株価推移によって、ある程度の傾向は見えてきています。上記の表の通り、株価高騰の条件が当てはまっている銘柄ほど、大きな株価上昇が見込めると予想できます。反対に、時価総額が100億を超えていて、そのうちの1,2割程度の購入である場合、ビットコイン連動によるボラティリティの増加を嫌う株主が離れる事による株価下落の可能性もあります。また、中途半端にビットコインチャートと連動してしまい、下げ局面だけ連れ安を食らってしまうなど、値動きとしては十分考えられます。その辺りはリスクとして捉えておくようにしましょう。
ビットコイン保有株の利益確定or損切りタイミング

ビットコインの保有宣言後、株価は大きな注目を集めると共にビットコインチャートとの連動が始まります。保有宣言以前と比べてボラティリティが大きく上がるため、こまめな利益確定が必要になります。
保有宣言をした銘柄は、宣言後、いずれのチャートも株価の乱高下が伺えます。初動を逃し、大きく高騰したタイミングで買ってしまった場合は、その後大きく下落する展開も予想されます。特に、保有額を明言していない場合、株価の上値目処をつけることも難しいため、どこが高値圏内であるかの目安もないものになります。利益が出ている場合、1.1倍〜1.5倍程度でも、十分利益確定圏内として良いでしょう。現在はトランプ政権による暗号資産市場への追い風が吹いているため、この大局が崩れない限りは損切りを慌ててする必要はないと考えていますが、暗号資産自体にバッドニュースが出てしまった時は損切りを考えるタイミングになります。また、保有宣言をしていたが実際の保有額は少ないことが判明、など、企業側のバッドニュースが発覚してしまう時も損切りのタイミングになります。

お宝ラボの3人で結論を出した利益確定と損切りのタイミングはこんな感じ!
- 利益確定:1.1倍〜1.5倍を目安。利確の後は下げた所をまた狙い、細かく資産回転するつもりで!
- 損切り:暗号資産市場or保有企業に対して、バッドニュースが舞い込んだ時。現在はトランプ政権の後押しによる追い風局面。基本的には買い方が有利。
ビットコイン保有株への投資戦略まとめ
- 買うタイミングは保有宣言直後!SNSで最新情報を手に入れよう。
- 保有株の見極めは重要。時価総額、保有額、保有方法によって株価インパクトは大きく変わる!
- 利益確定は細かく回転するイメージ!損切りは暗号資産市場or保有企業のバッドニュースで!

うむ!
なかなか良い戦略になっているんじゃないか?
ビットコイン(BTC)関連株の今後の展望

短期的な投資戦略は良いとして、将来性はどうなのか。ビットコイン関連株に関して、今後の展望について少し解説しておきます。
今後も暗号資産への理解が進み、個人・法人の保有が広がることで、関連株の注目度は一層高まっていくと見られます。特に日本市場では、まだプレイヤーが限られているため、先行者利益が期待できる分野です。
技術革新とビットコイン関連株の未来
- ブロックチェーン技術の進化により、決済スピードやコストが劇的に改善
- ビットコインETFや証券化商品の普及により、機関投資家の参入が加速
- Web3やDAO、DeFiとの融合が進み、新たな経済圏の中核を担う存在へ
これに伴い、関連企業も多様化してきています。単なる保有にとどまらず、技術提供やセキュリティ、周辺インフラ事業に取り組む企業が増加しており、それぞれの成長性に投資家が注目しています。
次世代ビットコイン関連株の可能性
これから注目すべきは、いわば”第2波”として登場するビットコイン関連株です。
- 保有宣言によって一時的に株価を上げるだけでなく、継続的に買い増し・保有量を公開する企業
- 自社のキャッシュマネジメント戦略としてビットコインを導入する上場企業
- ビットコインを軸とした金融商品・サービス(例:レンディング、デリバティブ)を開発する企業
特に、小型株や赤字企業が大胆なBTC戦略を採用するケースでは、株価のボラティリティが高く、短期・中長期の両視点で投資チャンスがあります。
日本市場で注目のビットコイン(BTC)関連株3選

よっしゃ、それじゃあ最後にビットコインに関するお宝銘柄を3つ紹介していくぜ!と言っても、既に結構有名になっているし、戦略を立てる中で触れてきた銘柄の中からも紹介するから、お宝感はいつもに比べてそこまでないかもしれない…。そこはスマない。
*株価指標は2025/5/4日時点のものになります。
*チャート画像はSBI証券アプリからの引用です。
1.銘柄コード3350【メタプラネット】
株価 | 428円 |
時価総額 | 1,968億 |
保有宣言開始時期 | 2024年4月 |
保有額 | 5,000BTC |
保有コイン | ビットコイン |
保有方法 | 直接保有 |
事業内容 | ・主軸事業:ビットコイン戦略的保有 米国子会社設立(2025/5/1発表) 「Metaplanet Treasury Corporation」 ビットコインの取得・保有・管理・運用を目的とした100%子会社 ・旧来の事業領域(大幅縮小中) 飲食業、観光・ホテル関連事業などを展開していたが、現在はほぼ撤退・縮小 ビジネスモデルを完全に「ビットコイン資産戦略」に転換中 |

1銘柄目はメタプラネットになります。
この銘柄は、日本市場のビットコイン保有企業を語る上で外せません。
日本におけるビットコイン保有戦略の先駆者であり、現在は約5,000BTCを保有しており、1BTC=1,400万円のレートで換算すると、評価額は約700億円程度になります。メタプラネットは、ビットコイン保有枚数を現在の5,000BTCから、2025年末までに10,000BTC、2026年末までに21,000BTCの保有を目標として掲げており、それに向けて独自の資金調達を行なっています。
現在のBTC評価額700億円に対して、時価総額は1968億円と、3倍程度の水準になっている事には注意が必要です。ただし、2026年末までに21000BTCに到達するのであれば、その時点での評価額は今のレート換算でも2940億円になります。恐らくは、その到達に向けての織り込みや、ビットコインの価格上昇期待が入っての今の時価総額だと考えられます。2026年末までには資金調達により、発行済株式数が更に増えることが予想され、株式の希薄化懸念があります。その点には留意しておきましょう。
2025/5/1発表のIRにて、米国子会社「Metaplanet Treasury Corporation」設立を発表しており、ビットコインの取得・保有・管理・運用を目的とした100%子会社になります。米国は暗号資産市場の本家でもあり、トランプ政権による追い風が吹いている真っただ中になるため、この発表により、投資家からの期待がますます高まる事になるでしょう。

ここはもはや日本版の米マイクロストラテジーだな!
ビットコインの戦略的保有を始めてもう1年以上になるが、いまだに勢いは衰えるどころか、加速しているように見える!
どこまで行くか見ものだぜ。

チャート的にもかなりビットコインと連動しているよね。
多くの投資家に注目されているし、ビットコインが大崩れしない限りは上がっていくんじゃないかな。今は暗号通貨市場に大局的な追い風も吹いている所だし、チャート分析で下げてきた所を押し目で買って、スイング気味に資金回転させながら売買する戦略で少しエントリーしてみようと思う!

メタプラネットはビットコイン保有戦略で成功しているとは言え、他の保有銘柄同様に株価のボラテリティは非常に高いです。分散投資や購入枚数を制限するなどリスク管理を徹底した上で、短期的な売買戦略を持ってエントリーされるのが良いでしょう。
2.銘柄コード5721【エス・サイエンス】
株価 | 74円 |
時価総額 | 104億 |
保有宣言開始時期 | 2025年3月17日 |
保有額 | 不明 |
保有コイン | ビットコイン |
保有方法 | 直接保有 |
事業内容 | ・金属(ニッケル)事業 ・不動産事業 ・教育事業 ・スマートDXソリューション事業 ・暗号資産関連事業 |

2銘柄目はエス・サイエンスになります。
エス・サイエンスは2025年3月17日にビットコインの保有宣言を発表しました。保有額は不明です。主軸の事業は金属事業や、不動産事業など、暗号資産と全く関連のない事業を行なっている企業であることから、発表時には大きな注目を集め、株価が高騰しました。
近年の業績推移においては赤字も見られ、大きな成長傾向も見えていないことから、財務再建の大きな一手として、ビットコイン保有戦略を打ち出した色が強いです。今後、エス・サイエンスがどこまで暗号資産保有に乗り出すか、第二のメタプラネットとなるのか、注視して行きたい所です。時価総額は、現時点で22億円と、かなり小型の部類です。保有額は明らかになっていませんが、時価総額に対してインパクトのある保有額であった場合、更に大きな株価上昇も見込めるでしょう。また、今後は多少なりともビットコインチャートとの連動が始まることが予想されます。

ここは2025年の低位株テンバガー候補かもしれん!
ビットコインの保有戦略はメタプラネットとかなり似ているな!保有額や保有目標が明らかになっていない点はまだ注意が必要だな。期待と話題が先行しての株価高騰と言えるだろう。元々の株価が20円程度と低かったこともあり、既に6バガーくらいまでいっているのは明らかにビットコインの保有効果だよな。不動産事業の企業はそもそも手元に資産を多く保有していることから、ビットコイン保有とも何気に相性がいいのかもしれんな。メタプラネットも元々はホテル事業などをやっていたようだしな。

ほんと、すごいチャートだよね。
ビットコインの保有戦略に期待するのはわかるけど、保有額が明らかにされていないのは買い手としては難しいね。投資するならリスク管理を徹底した上でって感じだね。
3.銘柄コード2334【イオレ】
株価 | 706円 |
時価総額 | 22億 |
保有宣言開始時期 | 無し |
保有額 | 無し |
保有コイン | 無し |
保有方法 | 無し |
事業内容 | ・PC/スマートフォン向け各種サービスの運営 「らくらく連絡網」 ・インターネット広告事業 ・運用型求人広告プラットフォーム 「HRアドプラットフォーム」の開発・提供 ・Web3事業(NFT販売代理、ギルド運営) |

3銘柄目はイオレになります。
本銘柄は現時点でビットコインの保有を宣言していませんが、今後保有する可能性がある企業としてピックアップしました。2025年の業績予想にて赤字転向しており、財務再建が課題になっています。直近のIRにて暗号資産金融事業への参入を発表し、株価が高騰しました。しかしその後、株価が墜落しております。やや仕手株のような値動きにも見えるため、今後の株価推移には細心の注意が必要と言えますが、この半年間の株価底値水準である450円あたりを底値の目処として、様子見しながらエントリーするのも面白いかもしれません。

最後の銘柄はイオレだ!
ここはまだビットコイン関連株としてはそこまでメジャーではない、お宝銘柄だ。

ビットコインの保有はまだ宣言してないんだね。
なんでここをピックアップしたの?

うむ。あくまで今後、保有する可能性があるという理由でピックアップしている!直近のIRで暗号資産金融事業への参入を発表していて、更に財務再建が課題になっている状況がある。これらの要素が揃っているから、保有戦略を発表するんじゃないか?という思惑買いによる株価高騰が見受けられる。思惑だけで一度上がってしまった株価はその後中々戻らないパターンが多いが・・今後もし保有戦略を具体的に発表することがあれが、ひょっとするかもな!?

イオレ株式会社(東証グロース上場、証券コード:2334)は、2025年3月26日に暗号資産金融事業への参入準備を発表しました。この新事業では、AIを活用した暗号資産運用モデルの開発や、暗号資産レンディング、担保融資、ビットコイン・トレジャリー事業などへの参入を検討しています。この発表を受けて、株価は一時3倍以上に高騰しました。ただし、直近のチャートでは下落し、再び元の底値水準に戻ろうとしています。

なるほどね・・。
暗号資産金融事業の思惑買いか・・・。
そういうのは苦手なんだけど、チャート分析から底値水準が400円台にありそうなことはわかるね。その辺り、400円台、500円台、までもし下がってきたら、リスク分散は徹底した上で買ってみるのもありかもしれないね!
まとめ
本記事のまとめ
- ビットコインはインターネット上の貨幣で、投資対象として注目を集めている。
- 2024年から「メタプラネット」を筆頭にして、ビットコイン保有を事業戦略として打ち出す企業が増えてきている。
- ビットコイン保有戦略が株価に与えるインパクトは、時価総額、保有額、保有方法などによって大きく異なる。この辺りを見極めることが投資成功に繋げる大きな鍵になる!
- 投資戦略は、保有宣言直後のエントリー、SNSを駆使した最新情報の取得、細かな利益確定を心がけよう!
お宝3銘柄紹介
- ①銘柄目:【メタプラネット】回転売買戦略が有効か。
- ②銘柄目:【エス・サイエンス】2025年のテンバガー候補!?
- ③銘柄目:【イオレ】思惑先行買いか。今後の動向に注目!
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