【2025年最新版】注目のサイバーセキュリティ関連株5選!情報漏洩リスク高まる今こそ狙いたい有望銘柄を徹底解説

日本政府による「能動的サイバー防御(Active Cyber Defense, ACD)」の導入は、2025年5月16日に関連法案が参議院本会議で可決・成立したことにより正式に始まりました。この法律により、政府はサイバー攻撃を未然に防ぐため、平時から通信情報を監視・分析し、攻撃元サーバーへの侵入や無害化措置を講じることが可能となります。
かつては“防ぐ”ことがサイバーセキュリティの基本でした。しかし、いま注目されているのは“迎え撃つ”という新たな防御の発想。「能動的サイバー防御(アクティブ・サイバー・ディフェンス)」です。
サイバー攻撃が巧妙化・常態化する中、企業も国家も、ただ壁を築くだけでは守りきれなくなっています。特に2025年は、国内外で情報漏洩やランサムウェア被害が相次ぎ、セキュリティ投資の重要性が再認識されています。
こうした背景の中、能動的に脅威に対抗する技術やソリューションを提供する企業が投資家から熱視線を浴びています。という訳でこの記事では、次世代のセキュリティ市場を牽引する注目のサイバーセキュリティ関連株5選を徹底解説。情報漏洩リスクが高まる今こそ、未来の安心を支える企業に注目してみましょう。

能動的サイバー防御法・・・?初めて聞いたな

最近法案が成立したばかりですが、投資家の間では以前から話題になっていましたね。今回は「能動的サイバー防御法」とはそもそも何か、という事から始め、サイバーセキュリティ関連の事業を手掛ける関連株をピックアップして、投資に役立てられそうなものがないか、調査していきましょう。
なぜ今、サイバーセキュリティ関連株に注目が集まっているのか?
サイバー攻撃の急増と証券会社不正アクセス被害
2024年から2025年にかけて、国内外で深刻なサイバー攻撃の事例が多発しました。日本でも、大学・医療機関・地方自治体・中堅企業が次々と標的になり、個人情報流出や業務停止など甚大な被害が報告されています。
企業のデジタル化が進む一方で、セキュリティ対策が追いついていない中小企業も多く、サイバー対策は経営リスク管理の中核に位置付けられるようになりました。
最近の話ですと、我々投資家の間でも、特に証券会社における不正アクセス被害も続出しています。あの有名な投資家”テスタ”さんも不正アクセス被害にあったことでニュースにもなっていました。これらも明確にサイバー攻撃によるものです。2025年初頭から、SBI証券、楽天証券、野村證券など複数の大手証券会社で、顧客の証券口座が乗っ取られ、保有株式が勝手に売買される被害が急増しています。金融庁の発表によれば、1月から4月までの4か月間で不正アクセス件数は6,380件に上り、不正取引の被害総額は約3,000億円を超えています 。とんでもない被害額ですね。
日頃、低位株のチャートなどを見ていて、何の材料も無しに、それまで値動きの全くなかった株が急に乱高下する場面もチラホラ見かけるようになりました。あれは恐らく不正アクセスによるものです。SBI証券をはじめとする証券会社は、セキュリティ対策を強化しています。ログインの際に生体認証などが適用されるようになりましたね。また、一定の補償を行う方針も示しているようです。

不正アクセス・・・。僕もログイン時の生体認証を使うようにしているけど、投資をやっている以上他人事ではないよね。これからも警戒していかないとな・・・。

どこの誰がやっているか知らないが、とんでもない悪事を思いつくもんだよな!
その悪知恵をまともな方に働かせたら絶対にもっと社会が良くなるだろうに!

それはそうだね・・・!
なんか、モグリスらしくない良いコメントだね!
日本政府による能動的サイバー防御と政策支援
そんな中、2025年5月16日、日本政府は「能動的サイバー防御法(アクティブ・サイバー・ディフェンス)」を成立させ、世界でも先進的な防御体制を構築する方向に舵を切りました。これにより、政府は外部通信の監視・分析・無害化措置まで踏み込んだ対応が可能になりました。また、防衛費の増加とともに、セキュリティ分野も重要な国家予算の対象となっており、関連企業への補助金や共同開発支援も視野に入っています。こうした流れは株価の上昇余地にも直結します。

能動的サイバー防御は“受け身”から“反撃”へ。日本の政策が市場にもインパクトを与えています。以下、能動的サイバー防御法(アクティブ・サイバー・ディフェンス法)」の中身を簡単に解説します。
【簡単解説】能動的サイバー防御法とは?

■ 背景
日本国内でサイバー攻撃が急増する中、「攻撃されてから対応する」従来のやり方では限界があると判断。そこで、事前に相手の動きを察知・無力化する“能動的な”防御手段の法整備が進められました。
ポイント①:通信情報を事前に収集・分析できる
- 政府が外部との通信(IPアドレスや日時など)を監視・分析
- 対象は「外外通信」「外内・内外通信」(国内だけの通信は対象外)
- メール本文や通話内容など、中身の監視はしない(メタ情報のみ)

あくまで“誰が・いつ・どこに”通信したかを分析するだけで、中身までは見ません。
ポイント②:攻撃元サーバーに“先制的に対応”可能
- サイバー攻撃の兆候があれば、警察や自衛隊が攻撃元のサーバーに侵入して無力化できる
- たとえば、マルウェアを仕込んだC2(コマンド&コントロール)サーバーを停止させるような行為も法的に可能に

敵が罠を仕掛けてくる前に先に”バグ”を取っちまうってことか!
ポイント③:チェック機関も設置される
- 「サイバー通信情報監理委員会」という第三者機関が監視
- 政府のやりすぎを防ぎ、透明性と民主的なコントロールを担保

強力な攻撃力には、監視とルールがセットか。市場もそこを重視してるようだね。
今後の予定(ロードマップ)
年度 | 内容 |
---|---|
2025年 | 法成立(5月)・運用準備開始 |
2026年 | 通信情報の取得・分析開始 |
2027年 | 無害化措置など含む本格運用スタート予定 |
能動的サイバー防御法まとめ
能動的サイバー防御法は、「壁を高くするだけでなく、外に出て敵の拠点を先に潰す」という考え方の転換。これにより、サイバーセキュリティ関連株には政策支援による追い風が吹いている状況です。
サイバーセキュリティ関連株とは?投資するメリットとリスク
サイバーセキュリティ関連株とは、ハッキングや情報漏洩などのサイバー攻撃から企業や個人を守る製品・サービスを提供している企業の株式です。近年では、企業だけでなく国や自治体の防衛レベルでも注目されており、「安全保障関連株」としての側面も持っています。
たとえば以下のような業種が該当します
- ウイルス対策ソフト・ファイアウォール
- クラウドWAF・SOC運用
- エンドポイント監視
- サイバー防衛コンサルティング
この分野はAIの悪用や国家間のサイバー戦争の脅威増加によって、今後ますます重要視されると見られています。

国策としての防衛強化に絡む銘柄。長期目線でも成長が見込めるテーマだね。
成長性が高く景気に左右されにくいテーマ株
サイバーセキュリティ市場は、テクノロジーの進化と共に拡大し続けている成長市場です。
民間企業にとっても情報漏洩は致命的リスクであり、景気が悪化してもセキュリティ予算は削られにくい傾向があります。
また、政府案件や軍事需要に絡む銘柄は、国からの予算支出で支えられやすいのも特徴です。
さらに注目すべきは、以下のようなトレンドとの親和性:
- AIによる自動監視や自動対応
- クラウド移行に伴うゼロトラスト需要
- テレワークによるVPN・エンドポイント需要増
つまり、成長性 × 防御力(ディフェンシブ)を兼ね備えた数少ないテーマ株と言えるでしょう。

セキュリティは企業側としては”守り”の投資になりますが、実は投資家目線では“攻め”の成長産業でもあるんです。
市場の波に乗りやすい一方で競争激化のリスクも
一方で注意したいのが、新興企業の乱立や技術革新による競争の激しさです。
特にクラウドセキュリティやAI活用の分野では、数年で競合優位性が崩れるケースもあります。
また、以下のようなリスクも併せて考慮が必要です
- 他社製品との技術力の差が付きにくい(差別化困難)
- 公的案件の不採択などによる業績ブレ
- セキュリティ事故の対応失敗による企業イメージ悪化
- 株価が仕手化しやすく、短期的な値動きが激しいことも
特に時価総額の小さい新興銘柄は、材料ひとつで急騰・急落を繰り返すケースが多く、投資タイミングやポートフォリオ管理が重要になります。

宝探しは楽しいけど、もちろん落とし穴もあるぞ〜!飛びつく前に地盤をチェックだな!
今後のサイバーセキュリティ関連株の見通しと投資戦略

そんなサイバーセキュリティ関連株だけど、今後の見通しと投資戦略について、簡単にラボのメンバー3人で考察してみたよ。
今後も続くサイバー防衛強化の流れ
世界的にサイバー攻撃が国家の安全保障に直結するようになり、各国は防衛とセキュリティを一体化した政策を進めています。日本でも「能動的サイバー防御」の法整備が進み、防衛省や内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)への予算拡充が続いています。
これにより、以下のような動きが想定されます
- サイバー防衛関連企業への政府案件受注増加
- サイバー防衛専門部隊(自衛隊)の体制強化
- 民間企業へのセキュリティ義務の強化
つまり、国策としてサイバーセキュリティ強化の流れはしばらく続くと見られます。
業績+ニュース(事件・法改正)による株価変動に注意
サイバーセキュリティ関連株は、実績(業績)と材料(事件やニュース)で激しく動くのが特徴です。例えば、
- 官公庁からの大規模受注 → 株価急騰
- セキュリティ事故発生 → 株価急落
- サイバー攻撃事件(例:大手銀行への攻撃)→ 関連銘柄に資金集中
さらに、政府の法改正(例:「能動的サイバー防御法」の可決)などもマーケットにインパクトを与えます。
このため、ニュースチェックと業績の定点観測が重要です。
仕手的な動きに乗るのか、堅実に成長株として保有するのか、投資スタイルに合わせた判断が必要です。

急落時はチャンスでもあるが・・落ちるナイフには気をつけろよ〜。
短期と長期の視点で見るおすすめのポジション取り
短期視点での狙い方
- 事件・材料ニュース直後のテーマ株循環に乗る
- 決算前後や業績修正タイミングでのトレード
- 株価チャートの煮詰まり→ブレイク狙い
長期視点での狙い方
- 安定業績の企業をコア銘柄として保有
- 国策案件に継続的に関わる企業
- 海外進出やAI対応技術を持つ企業への分散投資
特にサイバー系は一過性の仕手株と、堅実な成長株が混在しているので、両者を見極めて組み合わせるのがおすすめです。

“情報”と“時間軸”を分けて考えることが、戦略的な投資に繋がります
防衛とも関連する注目テーマ
サイバーセキュリティ関連株は、今後複数の注目テーマと連動して成長していく可能性があります。たとえば:
- 防衛銘柄全体との連動(三菱重工・IHIなどと同時に注目されやすい)
- AIセキュリティ(生成AI悪用への対策技術)
- 量子暗号通信(次世代セキュリティ)
- ゼロトラスト型セキュリティ(クラウド時代の新常識)
- 重要インフラ(電力・金融)への義務化政策
こうした複合的テーマに対応できる企業は、今後さらに評価される可能性があります。

防衛関連株の分析特集はこちらの記事になります

サイバーセキュリティ関連株の動向一覧(15社分)

日本国内のサイバーセキュリティ関連株の動向を15社分、一覧表にしました。投資の参考材料にしてみてください。
No | 銘柄コード | 銘柄名 | サイバーセキュリティに関する事業内容 |
---|---|---|---|
1 | 4704 | トレンドマイクロ | エンタープライズサイバーセキュリティプラットフォームを提供し、XDRやCyber Risk Exposure Managementなどのソリューションを展開。 |
2 | 4493 | サイバーセキュリティクラウド | クラウド型WAF「攻撃遮断くん」やAWS WAF自動運用サービス「WafCharm」など、Webアプリケーションのセキュリティサービスを提供。 |
3 | 3040 | ソリトンシステムズ | 認証ベースのログオン制御、データアクセス制御、ログ収集システム、ネットワーク分離などのITセキュリティ製品を提供。 |
4 | 4417 | グローバルセキュリティエキスパート | サイバーセキュリティ教育カンパニーとして、教育、診断、コンサルティング、セキュリティ人材育成などのサービスを提供。 |
5 | 4398 | ブロードバンドセキュリティ | セキュリティ監査、脆弱性診断、情報漏洩IT対策サービスなど、企業向けセキュリティサービスを提供。 |
6 | 2326 | デジタルアーツ | Webやメール、ファイルなどのセキュリティソフトウェアを提供し、情報漏洩対策や標的型攻撃対策を実現する製品を展開。 |
7 | 4258 | 網屋 | サイバーセキュリティ製品やサービスの開発・製造・販売を行い、ICTインフラのクラウドサービスも提供。 |
8 | 3681 | ブイキューブ | リモートコミュニケーションに関するプロダクトを開発・提供し、Web会議や研修など企業内外で活用。 |
9 | 3916 | デジタル・インフォメーション・テクノロジー | ソフトウェア開発やシステム運用を行い、企業の情報セキュリティ対策を支援。 |
10 | 4709 | IDホールディングス | ITコンサルティング、システム基盤やアプリケーションの開発、システム運営管理、サイバーセキュリティまで、ワンストップのITサービスを提供。 |
11 | 3692 | FFRIセキュリティ | コンピュータセキュリティの研究、コンサルティング、情報提供、教育などを行い、純国産のセキュリティ製品を提供。 |
12 | 4475 | HENNGE | クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」をはじめ、テクノロジーと現実の間のギャップを埋める独自のサービスを開発しているSaaS企業。 |
13 | 4288 | アズジェント | ネットワークセキュリティ機器の選定から導入、運用、監視、コンサルティングまでを一貫して提供するネットワークセキュリティ企業。 |
14 | 6050 | イー・ガーディアン | ブログ・SNS・掲示板企画コンサルティング、リアルタイム投稿監視業務、ユーザーサポート業務などを行い、セキュリティコンサルティングや脆弱性診断サービスも提供。 |
15 | 3967 | エルテス | デジタルリスク事業やAIセキュリティ事業を展開し、警備DXで新時代の安全保障をつくることを目指す。 |
2025年注目のサイバーセキュリティ関連株

それでは今注目どころのサイバーセキュリティ関連株5選をピックアップして見ていきましょう。
*株価指標は5/28時点のものになります
*株価チャートはYahooファイナンスから引用しています
①銘柄コード4704【トレンドマイクロ】
日本発・グローバルセキュリティ企業
株価 | 10,930円 |
時価総額 | 1.54兆円 |
配当利回り | 未定(前期1株配当184円) |
PER | 36.90倍 |
PBR | 14.28倍 |
市場 | プライム |
サイバーセキュリティ関連の事業取組 | ・エンタープライズサイバーセキュリティプラットフォーム「Trend Vision One」 ・クラウドセキュリティ ・エンドポイントおよびネットワークセキュリティ ・ゼロデイ脆弱性対策「Zero Day Initiative(ZDI)」 ・AIを活用した自動化セキュリティ対策 |

トレンドマイクロの注目ポイント
① 世界的なサイバーセキュリティ需要の拡大
- 世界中でサイバー攻撃が増加しており、防御ソリューションの需要が急拡大中。
- 特に企業のDX化やクラウド利用の増加に伴い、クラウド型セキュリティサービスのニーズが高まっている。
② 安定した収益基盤とグローバル展開
- 売上の約7割を海外市場(米国、欧州、APACなど)が占め、為替の影響を受けやすいものの、ドル高局面では追い風。
- グローバル企業としてのブランド力と長年の顧客基盤を保有。
③ 法人向けソリューションの強化
- 中堅・大企業向けに、クラウドセキュリティ(Trend Micro Cloud One)やXDR(検知・対応)ソリューションを強化。
- 政府機関や防衛関連、重要インフラ分野にも導入が進んでいる。
④ 高い利益率と財務の健全性
- 営業利益率は15〜20%と比較的高水準。
- 無借金経営かつ、キャッシュフローも潤沢。自己資本比率80%以上で財務の安定感は抜群。

トレンドマイクロは今年に入ってから株価の調子がすごく良さそうだね!成長余地がありながら、ディフェンシブ性も併せ持ったバランスのいい銘柄だね。トランプ関税ショック以外では株価の落ち込みも見えないし、上昇トレンドって感じだ!押し目買いを狙ってエントリーしてみるか。
②デジタルアーツ(2326)
情報漏洩対策で官公庁採用多数
株価 | 7,210円 |
時価総額 | 1,019億円 |
配当利回り | 1.32% |
PER | 23.35倍 |
PBR | 5.66倍 |
市場 | プライム |
サイバーセキュリティ関連の事業取組 | ・Webフィルタリング製品「i-FILTER」 ・メールセキュリティ製品「m-FILTER」 ・ファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」 ・クラウドセキュリティサービス「DigitalArts@Cloud」 ・シングルサインオン・ID管理サービス「StartIn」 ・データ保護・ファイル転送サービス「f-FILTER」 ・家庭向けフィルタリングソフト「i-フィルター」 ・Webセキュリティアプライアンス「D-SPA」 ・ゼロトラストセキュリティ製品「Z-FILTER」 |

デジタルアーツの注目ポイント
① 政府・教育機関向けで圧倒的シェア
- 文部科学省の「GIGAスクール構想」などにより、小中学校へのWebフィルタリング「i-FILTER」導入が急増。
- 公共分野でのシェアは極めて高く、長期的に安定収益が見込める。
② 情報漏洩対策「m-FILTER」による法人需要
- メール監視・アーカイブによる内部情報漏
- 洩対策は、政府・自治体・企業のセキュリティ強化の流れと一致。
- 「ゼロトラスト」時代に合った機能を持ち、クラウド対応も進んでいる。
③ 純国産メーカーとしての強み
- 国内法制(個人情報保護法、マイナンバー制度など)への対応がスムーズ。
- 外資系が多い中、国内企業との親和性の高さが差別化ポイント。
④ 財務が超優良、無借金・高利益率
- 営業利益率は30%を超えることもあり、非常に効率の良い経営を継続。
- キャッシュリッチで、自己資本比率も80〜90%と財務安全性が極めて高い。
⑤ 政策テーマとしての後押し
- 「能動的サイバー防御法」による政府機関のセキュリティ強化ニーズにマッチ。
- 今後の防衛関連・重要インフラ向けセキュリティ強化にも展開の余地。

この銘柄はサイバーセキュリティ関連株でありながら、比較的時価総額もそこそこな中型成長株として注目されています。
教育・政府という安定市場でシェアを獲得しているため、不況耐性も強いと言えます。

チャートも面白いね!2025年に入ってからのレンジ、ボックス相場を形成しながら、直近ではレンジ幅を抜いてブレイクしたようにも見えるね!このまま順調に伸びれば8000円〜10000円の間でのレンジ相場に移行するかも?今後の値動きに要注目だね!
③サイバーセキュリティクラウド(4493)
WAF市場で高シェア
株価 | 1,983円 |
時価総額 | 206億円 |
配当利回り | 0.25% |
PER | 27.06倍 |
PBR | 5.51倍 |
市場 | グロース |
サイバーセキュリティ関連の事業取組 | ・クラウド型WAF「攻撃遮断くん」 ・パブリッククラウドWAF自動運用サービス「WafCharm」 ・フルマネージドセキュリティサービス「CloudFastener」 ・Web API保護ソフトウェア「sasanka」 ・脆弱性管理情報サービス「SIDfm」 |

サイバーセキュリティクラウドの注目ポイント
① クラウド時代に対応した次世代WAF企業
- 主力製品「攻撃遮断くん」は、企業のWebサイトやアプリを狙うサイバー攻撃をAIで自動検知・遮断するクラウド型WAF。
- 導入のしやすさ、AIによる学習精度の高さが評価され、中小企業から大企業まで導入実績が拡大中。
② 高成長率を維持する注目の小型株
- 売上高は年々2桁成長を継続中。利益率も改善傾向にあり、「成長テーマ株」としての期待が高い。
- 日本国内に加え、アジアや米国展開も進行中で、グローバルな拡大余地あり。
③ AWSなどとの提携が強み
- Amazon Web Services(AWS)のセキュリティパートナーであり、クラウド利用企業との親和性が非常に高い。
- 他のパブリッククラウド環境にも対応しており、DX・クラウド移行を進める企業の選択肢に入りやすい。
④ 政策・法制度の追い風を享受
- 政府の「能動的サイバー防御」や「ゼロトラスト・セキュリティ」推進政策と非常に親和性が高い。
- 民間企業のセキュリティ対策義務化の流れも、需要拡大の長期トレンドに直結。

時価総額206億円か、面白そうだな!
テーマ製も強いし、先日の「能動的サイバー防御法」が可決されて以降、爆上がりしてるチャートじゃねえか!
これは、しばらくぶち上げトレンドが続くんじゃないか?

最近の相場で乱高下しているね。
「能動的サイバー防御法」に反応しているよね、これは。
時価総額が小さいだけに、材料による高騰や急落が激しそうだから、エントリーする時はしっかりリスクヘッジしていかないとな。
④FFRIセキュリティ(3692)
国産標的型攻撃対策ソフトで注目
株価 | 4,395円 |
時価総額 | 360億円 |
配当利回り | 0.32% |
PER | 48.62倍 |
PBR | 12.46倍 |
市場 | グロース |
サイバーセキュリティ関連の事業取組 | ・エンドポイントセキュリティ製品の開発・提供 ・セキュリティサービス・コンサルティング ・セキュリティ技術の研究開発 ・ナショナル・セキュリティ事業 |

FFRIセキュリティの注目ポイント
① ゼロデイ攻撃対策に強い純国産セキュリティ企業
- 「FFRI yarai」は、ウイルス定義ファイルに頼らない振る舞い検知型エンジンを搭載。
- ランサムウェア・未知のマルウェアにも強く、ゼロデイ攻撃対策に高い実績。
- 国内では珍しい、純粋な研究開発型サイバーセキュリティ企業。
② 政府・防衛・重要インフラ向け導入が拡大
- 中央官庁、地方自治体、防衛・警察・電力・金融機関などへの導入実績が多数。
- 今後本格化する能動的サイバー防御の法制化・実施に伴い、採用範囲の拡大が期待。
③ 共同研究・OEM展開で収益多角化
- 大手SIerやハードウェアベンダーとの連携により、OEMによる収益モデルも構築中。
- 今後、AI・IoTセキュリティ分野への展開も視野に。
④ 小型成長株としてのポテンシャル
- 時価総額は小さく、材料が出た際の株価の値動きが大きい。
- 国策・防衛・ゼロトラストといったテーマに乗りやすく、テーマ株としての性質が強い。

ここも比較的小型株の部類だな!
小型株は材料で株価が吹っ飛びやすいのが特徴だ!
ここも、【サイバーセキュリティクラウド】と同様に「能動的サイバー防御法」が可決されてから出来高が急増していて、急上昇トレンド入りをしているな。

材料に反応しているのももちろんそうだけど、今年に入ってからの右肩上がり具合もすごいね!
もうすでに2025年からのダブルバガーを達成しているよ!
「能動的サイバー防御法」も可決されていることだし、2025年の後半もかなり強い値動きが期待できるんじゃないかな!
⑤HENNGE(4475)
クラウドセキュリティで企業のDXを支援
株価 | 1,661円 |
時価総額 | 539億円 |
配当利回り | 0.24% |
PER | 42.68倍 |
PBR | 14.64倍 |
市場 | グロース |
サイバーセキュリティ関連の事業取組 | ・クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」 ・クラウド型メール配信サービス「Customers Mail Cloud」 ・セキュリティ教育サービス「Tadrill」 |

HENNGEの注目ポイント
① 主力製品「HENNGE One」の圧倒的シェア
- HENNGE Oneは、シングルサインオン(SSO)・アクセス制御・メールセキュリティなどを一体で提供するSaaS型クラウドセキュリティサービス。
- Microsoft 365やGoogle Workspaceと組み合わせて利用する企業が多く、導入企業数は2,000社超・継続率99%超と高水準。
② ゼロトラスト・セキュリティの代表格
- 社内ネットワークの境界がなくなるゼロトラスト時代において、「ユーザーを信頼せず、常に確認する」設計思想がHENNGEの強みと完全一致。
- クラウド利用を前提とした情報漏洩対策・認証強化の需要増に直結。
③ 高成長中のサブスク型収益モデル
- 売上の大半がサブスクリプション(継続課金)で構成されており、ストック収益が積み上がる安定モデル。
- 利益は先行投資により抑えられているが、営業利益率は今後上昇が見込まれる。
④ 中小~大企業への拡大余地
- 現在は中堅企業中心だが、機能性の向上やパートナー戦略により、大手企業やグローバル企業への拡販余地が残されている。
- 海外展開(アジア)も視野に入れており、将来の成長ドライバーとして注目。

魅力はゼロトラスト+SaaS+ストック収益型という3拍子揃った構成です。情報セキュリティとクラウドの成長領域の交差点にいる企業でもあります。また、高PERの「成長株」として評価されやすい一方で、市場全体のテーマ性(DX・働き方改革など)にも合致しています。
リスク要因として、利益成長がまだ緩やかで、短期的な収益インパクトは限定的な事や、サブスク企業特有の「評価期待が先行する株価形成」のため、決算で期待を外すと株価が大きく下がる可能性も含んでいると言えるでしょう。

今回も銘柄のピックアップと解説をありがとう、アイラ。
とても参考になったよ。
まとめ
サイバーセキュリティ関連株は2025年の成長テーマの本命候補
サイバーセキュリティ関連株を記事にしてみました。
ピックアップした銘柄、どのチャートを取って見ても、2025年に入ってからは非常に強い値動きで株価が推移していることが伺えますね。
デジタル化の加速とともに、企業や政府機関に求められるサイバー防御のレベルは年々高まっています。特に2025年は、能動的サイバー防御法の本格運用やゼロトラストの普及、クラウド活用の拡大といった追い風を受け、サイバーセキュリティ市場全体の成長が期待される年です。
今回紹介した銘柄は、それぞれが独自の技術や市場ポジションを持ち、今後のサイバーセキュリティ需要を支える中核的存在となる可能性を秘めています。防御が“国策”となる時代、こうした企業への投資は単なる短期的なテーマ株に留まらず、長期的な資産形成の柱にもなり得るでしょう。
サイバー空間の防衛は、未来社会のインフラ整備とも言える重要テーマ。2025年、投資家が注目すべき本命テーマのひとつとして、ぜひポートフォリオに加える検討をしてみてはいかがでしょうか。
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