株式投資の夢。テンバガー達成条件とは?
今回は、株の知識編として、テンバガーについて触れておこうと思います。
いきなりですが、皆さんはテンバガーを掴んだ経験はありますか?
私はないです笑
掴みたいです。
テンバガーという単語を初めて聞いたよ、という方に解説しておくと、
「株式市場において株価が10倍に成長した、または成長が見込まれる銘柄を指す業界用語」とされています。
要するに、投資した金額が10倍以上になればテンバガーです!
夢ありますね〜
テンバガーに1000万投資していれば、それだけでもう億り人ですもんね
そんなテンバガー銘柄ですが、達成する銘柄かどうかを見極めるために、いくつかの絞り込み条件があります。
テンバガー達成条件
- 増収率が高い
- 時価総額300億円以下
- オーナー企業である
- 上場から5年以内
- テーマ性がある
これらの条件を満たしている株が、短期間でテンバガーを達成する可能性が高いとされています。では順番に見ていきましょう。
①増収率が高い
これは、過去3年程度を見て、増収率が連続20~30%など、企業としてどれだけ勢いを持って成長できているか、という部分の指標になります。急成長をしている銘柄がテンバガー達成条件の一つになります。
②時価総額300億以下
時価総額が100億円の企業と、1000億円の企業とでは、どちらが10倍になりやすいでしょうか。一般的には、時価総額が大きくなればなるほど、更に上昇していくのは難しいとされています。そういった意味での、時価総額300億以下というスクリーニングになりますね。
③オーナー企業である
これは、社長や、会社役員に相当する人がどれだけその会社の株を保有しているか、という見方です。例えば社長が2,3割の株式を保有している場合、会社の株価が成長すれば、それだけ社長の資産も成長しますから、社長が株価上昇のための意欲を持っているかどうか、という視点ですね。ここについては、併せて社長がどのような人物であるか。という点もかなり重要な部分になってくるかと思います。当然ですが、社長の株価上昇へのモチベーションが高いほど、株価は上昇していきやすい傾向にあります。
④上場から5年以内
一般的に、短期間でテンバガーを達成する銘柄は、上場5年未満であることが多いとされています。これは、上場仕立てで、会社がまだ市場からの評価を大きく受けていないような状態から、好業績や新ビジネスなどで一気に注目を集め評価される事により、株価が爆発的に上がっていくことが多いためです。上場からの年数が経つほど、市場からの評価を受ける機会が増えていきますので、急激な上昇を起こしにくくなるという論理ですね。
⑤テーマ性がある
最近で言うと、AIブームに伴った半導体銘柄や、トランプ大統領就任に伴ったビットコインを扱う銘柄など、株価が爆発的に上昇していましたね。テーマ性は時代に合わせてどんどん移り変わっていくものですが、その時の流行りになっているものは、やはり資金が流れてきやすいため、大きな株価上昇が見込めます。これは、先見の妙を持って、これから流行るビジネスを予測したり、まだ誰も注目していないような分野へ先駆けて投資をするといった、先取りがどれだけできるか。という部分が大事だと思いますね。流行りが既に広まった頃には、実は株価は上昇しきっていて、ブームが去るとともに墜落していくのみ・・。という事もよくあります。一言にテーマ性といっても、見定めるのはなかなか難しいと思います。
さて、ここまで順番にテンバガーとなる為の主要な絞り込み条件をいくつか紹介してきました。
ここまでの条件を見ていて、テンバガーになるのは歴史があって人気な大型株よりも、まだ誰も注目していないような、可能性を秘めた中小型株に多いことはなんとなくお分かりいただけたでしょうか。
そうなんです。当Blogでは中小型の高配当株を狙っています。
このテンバガー条件の話は、なぜ中小型株を狙うのか、という点に繋がっていきますので、今回記事として紹介させていただきました。
単純にテンバガーを掴みにいく!というだけでは、なかなか難しく、リスキーな話なのですが、ここで高配当という単語を組み合わせると、面白い事になってきます。
その辺りについて、高配当株投資術として続きを紹介していこうと思っています。