スイングトレードとは?株初心者必見の投資手法を徹底解説

本記事では、株式投資におけるスイングトレードの基礎徹底解説に基づいて、実際にどの銘柄がスイングトレードに適しているのか、どのようにスイングトレードを実践していけば良いかを紹介します。最後にスイングトレードに適した銘柄も紹介しています。基礎解説を踏まえた上で、応用的で実践的なトレードの参考になる記事構成にしてあります。

スイングトレードとは?

株式投資初心者にも比較的入りやすい投資手法がこのスイングトレードになります。概要を簡単に解説します。
・スイングトレードとは、数日〜数週間における中期的なスパンでトレードする手法のこと
・動きが安定したプライム上場銘柄が適している
・エントリーポイント、損切りライン、利確ライン、明確にルールを設定してからトレードに移るのが望ましい
・テクニカル分析が重要。複数のオシレーターを使いこなす必要あり
・相場のトレンド分析も重要になる。トレンドが来ているセクターから銘柄を選定する

要約すると、数日〜数週間という中期のスパンにおいて、チャート分析に基づいた値幅を取ることを目的とした投資手法になります。
スイングトレードに適した銘柄とは?
スイングトレードの性質から、以下のような条件を満たしている銘柄がスイングトレードに適していると言えます。
- プライム上場
- テクニカル分析が効く
- トレンドセクターの銘柄
では順番に1つずつ解説していきます。
条件1.プライム上場
これはそのままなのですが、日本の株式投資において、主要な3つの市場、グロース、スタンダード、プライム、この中でプライム市場がスイングトレードに最も適していると言えます。理由としては、資金の流動性が最も高く、テクニカル分析が効きやすいのがこのプライム市場だからです。プライム上場銘柄は上場年数も長く、歴史のある銘柄がかなり多いため、過去の値動きを参考にしやすいです。また流動性が高いという点でも一定程度の安定したボラティリティが見込めます。以上のような理由で、最も過去の値動きからのテクニカル分析やトレンド分析を活かしやすい特徴があるのがこのプライム市場になります。
条件2.テクニカル分析が効く
テクニカル分析が効く、とはどういうことか。これは一定のボラティリティがあり、過去の長い時間足で見た時に、長期に渡って値動きの上下を繰り返している、長いレンジ相場を形成しているような銘柄がそれに当てはまります。ある程度のスパンで上昇トレンドと下落トレンドを繰り返しているといった特徴があれば、支持抵抗ラインも引きやすく、テクニカル分析による戦略を立てやすくなります。そのような特徴のある銘柄がスイングトレードに適していると言えます。
条件3.トレンドセクターの銘柄
スイングトレードには、いくつかの適したセクターがあります。「金融」セクターや「情報・通信」セクターなどがそれに該当します。これは、日々のニュースや業界全体のトレンドによって、その業界に属する銘柄全体にも方向感が生まれやすいためです。セクターローテーションについては後ほど詳しく解説しますが、このスイングトレードに適したセクターから銘柄を選定することも重要になります。

プライム上場で、テクニカル分析が効いて、トレンドが来ているセクターから銘柄を選べばいい訳か。

そうですね。順番に解説していきます。
スイングトレードで抑えておきたいテクニカル分析3つ
それではまずスイングトレードでエントリーする際に参考となる3つのテクニカル分析をご紹介します。テクニカル分析はいくつも種類がありますが、スイングトレードでは大きくこの3つをまずは抑えておくことをオススメします。

テクニカル指標1.移動平均線
移動平均線とは?
移動平均線(Moving Average, MA)は、トレンドの把握や売買タイミングの判断にとても役立つテクニカル指標のひとつです。一定期間の終値の平均を線で繋いだもので、相場の流れ(トレンド)を視覚化するのに使われます。
移動平均線の種類
- 単純移動平均線(SMA):最も一般的。過去の終値の単純平均。
- 指数平滑移動平均線(EMA):直近の価格により重みを置いた平均。反応が早い。
スイングトレードでよく使われる期間
種類 | 日数 | 役割 |
---|---|---|
短期 | 5日線、10日線 | エントリー&利確のタイミング |
中期 | 20日線、25日線 | トレンドの判断 |
長期 | 50日線、75日線 | 強いサポート/レジスタンスライン |
移動平均線の活用ポイント
① トレンドの確認
- 上昇トレンド:短期線 > 中期線 > 長期線で、全て右肩上がり → 買いが優勢
- 下降トレンド:短期線 < 中期線 < 長期線で、全て右肩下がり → 売りが優勢
② エントリーポイント
- 押し目買い:上昇トレンド中に短期線まで下げたタイミングで買う
- 戻り売り:下降トレンド中に短期線まで戻したタイミングで売る
③ ゴールデンクロス / デッドクロス
- ゴールデンクロス:短期線が中期・長期線を上抜け → 買いサイン
- デッドクロス:短期線が中期・長期線を下抜け → 売りサイン
移動平均線の注意点
- ダマシに注意:移動平均線はあくまで“過去”の価格に基づいているので、急な変動には遅れる
- 他の指標と併用がおすすめ:MACD、RSI、出来高などと組み合わせると精度UP
移動平均線のまとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
基本 | トレンドの視覚化、タイミング判断 |
期間設定 | 5日、25日、75日が王道 |
活用法 | トレンド確認・押し目買い・クロス |
注意点 | 遅行性あり、他指標との併用が効果的 |
テクニカル指標2.RSI
RSIとは?
RSI(Relative Strength Index/相対力指数) は、「買われすぎ」「売られすぎ」を見極めて売買のタイミングを判断するための超定番テクニカル指標です。一定期間の値動きの強さから「今の相場は行き過ぎてないか?」を数値で判断するものです。
- 0〜100の範囲で表示されます。
- 一般的に:
- 70以上 → 買われすぎ(売りのチャンス)
- 30以下 → 売られすぎ(買いのチャンス)
スイングトレードでの活用期間
期間 | 特徴 |
---|---|
14日(デフォルト) | 一般的。バランスが良い。 |
9日 | 反応が早く短期トレード向き。ダマシも増える。 |
25日 | 鈍いが、長めのスイングやトレンド把握向き。 |
RSIの活用ポイント
① 買われすぎ・売られすぎでエントリー
状況 | アクション |
---|---|
RSIが30以下 | 売られすぎ → 反発狙いの買い |
RSIが70以上 | 買われすぎ → 利確 or 売りエントリー |
※逆張りの指標として使われがちですが、トレンドとセットで見るのが◎
② トレンドと組み合わせる(超重要)
- 上昇トレンド中のRSI30近辺 → 押し目買いのチャンス
- 下降トレンド中のRSI70近辺 → 戻り売りのチャンス
トレンドに逆らわず、「一時的な過熱・過冷却」を拾うのが基本!
③ ダイバージェンス(逆行現象)
- 価格が上昇してるのにRSIが下がる → 弱気シグナル(下落前兆)
- 価格が下落してるのにRSIが上がる → 強気シグナル(上昇前兆)
これは少し上級テクですが、慣れると使えます!
RSIの注意点
- トレンド無視はNG:RSIだけで判断すると「逆張りで失敗」しやすい。
- 極端な値は続くこともある:RSIが80でもそのまま上がり続ける銘柄もある。
- 他の指標と組み合わせが効果的:移動平均線、MACD、出来高などと併用しよう。
RSIのまとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
目的 | 相場の「過熱感」を数値で可視化 |
見るべき数値 | 70以上:買われすぎ、30以下:売られすぎ |
基本の期間 | 14日(もしくは9日、25日) |
使い方 | トレンドとセットで押し目・戻りを狙う |
注意点 | RSI単独では逆張りの失敗リスクあり |
テクニカル指標3.MACD
MACDとは?
MACD(マックディー) は、トレンドの強さや転換点を視覚的に捉えるための非常に信頼度の高いテクニカル指標です。初心者〜中級者にも扱いやすいです。MACD(Moving Average Convergence Divergence)=移動平均収束拡散法
短期・長期の移動平均線の差を使って、相場の勢い(モメンタム)と転換点を把握する指標です。
MACDの構成要素(3つ)
- MACDライン:
- 計算式:EMA(12)− EMA(26)→ 相場の“勢い”を示す
- シグナルライン:
- 計算式:MACDラインの9日EMA → トリガーライン(売買判断に使う)
- ヒストグラム:
- MACDとシグナルの差 → パワーの強さや方向を視覚化
スイングトレードでの使い方
① ゴールデンクロス(買いシグナル)
- MACDラインがシグナルラインを下から上へ抜ける
→ 上昇トレンドへの転換の可能性
② デッドクロス(売りシグナル)
- MACDラインがシグナルラインを上から下へ抜ける
→ 下落トレンドへの転換の可能性
③ ゼロライン(0ライン)との関係もチェック
- MACDが0より上にある:上昇トレンド中
- MACDが0より下にある:下降トレンド中
- → クロスだけでなく、**「0ラインを超えたかどうか」**も大事!
エントリー&利確の実例的パターン
状況 | アクション |
---|---|
MACDゴールデンクロス & 0ライン下 | 上昇初動を狙える! |
MACDが0より上 & ヒストグラムが拡大 | 上昇の勢い強い |
デッドクロス & 0ライン上 | 利確or売りエントリーも視野 |
他の指標と組み合わせると優秀
- RSIと併用:MACDでトレンド確認、RSIでエントリーポイント探し
- 移動平均線と併用:MACDとチャートの形状が一致していると信頼度UP
MACDの注意点
- やや遅行性あり:トレンドの“転換点”を捉えるが、リアルタイムにはやや遅れる
- レンジ相場には弱い:方向感がないとダマシが増える
- クロスだけで判断しないこと:ヒストグラムや0ラインの位置も見る
MACDのまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
目的 | トレンド転換の見極め |
主なシグナル | ゴールデンクロス(買い)、デッドクロス(売り) |
チェックポイント | 0ラインとの位置関係・ヒストグラムの拡大縮小 |
期間設定 | MACD(12,26)、シグナル(9)=デフォルトでOK |
補足 | RSIや移動平均線とセットで使うと精度UP |

これら3つのテクニカル分析を駆使して、エントリーポイントや利確タイミングを見極めていくことがスイングトレードを成功させる鍵になります。

テクニカル分析か・・・。ちょっと苦手なんだよな。

テクニカル分析だあ?そんなもん直感でいけい!
買いたいと思った時に買う!売りたいと思った時に売る!
これが俺流のやり方よ!

いつもそれで高値掴みして大損したって言ってるくせに・・・。

あまり難しく考えていてもなかなかエントリーできません。基本を何も抑えずにエントリーするのは良くありませんが、上昇トレンド中の押し目買いや、ゴールデンクロスで買うなど、テクニカルの基本は抑えておきながら、時にはモグリスさんのような大胆さもトレードには必要な要素です。とはいえ、あまり感情的にならないようにトレード時のルールを決めておくと更に良いでしょう。
スイングトレードに取り入れるセクターローテーション
それでは次に、セクターローテーションについて説明します。テクニカル分析だけではなく、トレンドが来ている業種の波に乗ることもスイングトレードを成功させる為の有効な手法になります。

セクターローテーションとは?
市場の状況(景気・金利・政策など)に応じて、資金が流れる業種(セクター)が変わる現象のことです。
- 景気拡大期は「攻めのセクター」へ
- 景気後退期は「守りのセクター」へ
この流れをうまく掴めば、「次に来るセクター」に先回りしてエントリーできます。
以下に、東証の33業種(セクター)を「ディフェンシブ(守り)」「景気敏感(攻め)」「成長・期待」の3分類に仕分けました。(分類は一般的な市場の見方に基づきつつ、成長性・景気連動性を加味して構成しています)
ディフェンシブ(守り)
景気に左右されにくく、安定した需要がある業種。景気後退局面で強さを発揮しやすい。
セクター |
---|
食料品 |
医薬品 |
電気・ガス業 |
陸運業(鉄道・バスなど) |
情報・通信業(通信インフラ中心) |
保険業 |
不動産業 |
その他金融業 |
サービス業(一部) |
景気敏感(攻め)
景気拡大期に業績が伸びやすい業種。売上・利益が景気に大きく左右される。
セクター |
---|
鉱業 |
建設業 |
繊維製品 |
パルプ・紙 |
化学 |
石油・石炭製品 |
ゴム製品 |
ガラス・土石製品 |
鉄鋼 |
非鉄金属 |
金属製品 |
機械 |
輸送用機器(自動車・航空機) |
海運業 |
空運業 |
倉庫・運輸関連業 |
卸売業 |
小売業 |
銀行業 |
証券・商品先物取引業 |
成長・期待
今後の高成長が期待される業種。新技術・サービスに関連する分野が多く、値動きも大きい。
セクター |
---|
精密機器 |
電気機器(半導体・電子部品など) |
情報・通信業(IT・ソフトウェア中心) |
サービス業(一部:IT系・人材・広告など) |
その他製品 |
水産・農林業(環境・バイオ系が含まれる場合も) |
補足ポイント
- 「情報・通信業」「サービス業」などはセクター内に複数の性格があるため、一部がディフェンシブ、一部が成長株というハイブリッドな性格を持っています。
- 景気敏感セクターは日経平均との相関が強い傾向あり。
- 成長セクターはテーマ株として注目されることが多く、ボラティリティ高めです。
スイングトレードでの活かし方
① 資金の流れを読む
- 株価指数や業種別チャート(日経225業種別指数など)をチェック。
- 上昇トレンド入りしたセクターから強い銘柄を選定。
② チャートでのセクター比較
- 移動平均線やRSI、MACDを使ってセクター別に勢いをチェック。
- 一時的に出遅れているセクターに着目して「順張り or 押し目買い」。
③ ローテーションの兆候をとらえる
- これまで強かったセクターが頭打ち
- 別のセクターがゴールデンクロス・上昇初動を示す
→ こうしたときに「切り替えのスイング」を狙うのがポイント!
セクターローテーションの注意点
- ローテーションは「ゆるやかに起こる」ことが多い(急な入れ替わりではない)
- セクターの勢いが出るまでは「ダマシ」もある
- セクター全体が強くても「個別銘柄のチャート形状」が悪ければスルー
セクターローテーションのまとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
定義 | 資金が流れるセクターが徐々に入れ替わる |
目的 | 次に強くなる業種を先取りしてスイング |
方法 | セクター別指数やチャートで勢いをチェック |
注意点 | ローテーションはゆるやか。個別チャートも要確認 |

テクニカル分析と合わせて、どのセクターに資金が集まっているかも判断材料にしたら良い訳か。最近はどういうセクターが強くなっているんだい?

直近の市場動向を踏まえ、強さを示しているセクターをご紹介します。
1. 医薬品セクター
2025年4月1日時点で、医薬品セクターは前日比+2.15%と、最も高い上昇率を記録しています。
2. 電気・ガス業セクター
同日、電気・ガス業セクターも前日比+1.00%の上昇を見せています。
3. 鉱業セクター
鉱業セクターは前日比+0.94%の上昇となっており、上位に位置しています。
これらのセクターは、景気動向に左右されにくいディフェンシブな特性を持ち、現在の市場環境下で投資家からの注目を集めています。
一方、半導体セクターなどのハイテク関連は、最近の市場で弱含みの傾向が見られます。

なるほどなぁ・・・。最近は「ディフェンシブ」セクターが強くなってきている傾向があるんだな。

最近は景気動向に先行き不透明感が漂っているからな。特にアメリカのトランプ大統領が暴れているうちはディフェンシブ銘柄に資金が流れやすいと思うぜ。と言っても俺は買うなら「成長・期待」セクターの一択だがな!プライム上場のディフェンシブ銘柄なんてつまらんつまらん。狙うはスタンダード、もしくはグロース市場成長期待の一攫千金!

また何か言ってる・・・。

モグリスさんの言う、スタンダードやグロース市場の「成長・期待」セクターに分類される銘柄はボラティリティが高いものが多く、テクニカル分析も効きづらいため、スイングトレードに向いているとは言い難いですね。一方で、テンバガーやダブルバガーを狙うといった投資手法においてはとても有効でしょう。モグリスさんの得意な投資手法ですね。そういった銘柄を狙う際は、プライム上場のディフェンシブ銘柄も一緒に取り入れて、バランスよくポートフォリオを組むことをお勧めします。
スイングトレードに適した銘柄をピックアップ
それでは最後に、スイングトレードに適した代表銘柄を、「ディフェンシブ(守り)」、「景気敏感(攻め)」、「成長・期待」セクター分類に分けて5銘柄ずつピックアップしました。全てスイングトレードの材料が出やすい&テクニカル分析しやすいという観点で選定しています。

*株価指標は4/2時点のものになります。
*株価チャートはYahooファイナンスより抜粋。
ディフェンシブ(守り)セクターの代表5銘柄
銘柄名 | 証券コード | 業種(セクター) | コメント |
---|---|---|---|
味の素 | 2802 | 食料品 | 食品株の代表格。安定した収益で守りに強い。 |
塩野義製薬 | 4507 | 医薬品 | 感染症関連でも注目された大型製薬株。 |
東京電力HD | 9501 | 電力・ガス | エネルギー安定供給の中核。価格変動はやや大きめ。 |
NTT | 9432 | 通信 | 通信インフラ大手。高配当で長期投資家にも人気。 |
東京海上HD | 8766 | 保険 | 保険業のリーダー。配当・業績共に堅調。 |
景気敏感(攻め)セクターの代表5銘柄
銘柄名 | 証券コード | 業種 | コメント |
---|---|---|---|
トヨタ自動車 | 7203 | 輸送用機器 | 世界最大級の自動車メーカー。株価は景気連動性高め。 |
三菱商事 | 8058 | 卸売業 | 資源・エネルギーに強く、好景気で利益拡大。 |
ファナック | 6954 | 機械 | 自動化・ロボットでグローバル展開。景気に敏感。 |
日本郵船 | 9101 | 海運業 | 海運市況で大きく変動。配当利回りも注目。 |
信越化学工業 | 4063 | 化学 | 半導体材料大手。景気回復局面で強さを発揮。 |
成長・期待セクターの代表5銘柄
銘柄名 | 証券コード | 業種 | コメント |
---|---|---|---|
キーエンス | 6861 | 精密機器 | 高利益率のセンサー企業。株価は高水準だが成長性◎ |
アドバンテスト | 6857 | 電気機器 | 半導体テスト装置で世界トップ。業績は需給に左右されやすい。 |
任天堂 | 7974 | その他製品 | 世界的ゲームメーカー。新作・ハードで株価が動く。 |
リクルートHD | 6098 | サービス業 | 人材・ITメディア事業で成長継続。働き方改革関連。 |
GMOインターネット | 4784 | 情報通信業 | インターネット広告・メディア事業とインンターネットインフラ事業が主力。 |

ありがとうアイラ!助かるよ。
この中から銘柄を選んで、チャートを見ながらエントリーすれば良いって事だな。
モグリスは何か気になる銘柄はあったかい?

んー・・この中なら、そうだな。どれもそこまで興味はないが、強いて挙げるとするならば・・。【GMOインターネット】だな!
証券コード4784【GMOインターネット】
市場 | プライム |
セクター | 情報・通信 |
分類 | |
株価 | 1329円 |
時価総額 | 3650億 |

中々の爆発右肩上がりチャートになっているぞ!上昇トレンドを形成しつつ移動平均線でしっかりと反発しているから、アイラの言っていた“押し目買い”とやらが使えるんじゃないか?詳しくは知らんがな。俺はこのチャートを見て、少し下がってきて買いだ!と思ったタイミングで買うだけだぜ。ん?つまりそれが押し目買いっていう事なのか?まあそんな事はどうでもいいか。


【GMOインターネット】か!
面白そうな銘柄だね!
そして押し目買いの事がちゃんとわかっているんじゃないか。(もしかして長年のトレード感覚でテクニカル分析を知らずのうちに身につけちゃっている?)
GMOインターネット株式会社(証券コード:4784)は、インターネットインフラ事業とインターネット広告・メディア事業を主軸とする企業です。簡単な事業取組と直近の値動きについて解説します。
事業の取り組み:
- グローバル展開の加速:2025年3月、GMOインターネットはアジア6カ国(ベトナム、タイ、フィリピン、ラオス、モンゴル、ミャンマー)の11社をグループに迎え入れ、海外事業の強化を図っています。
- 生成AIの活用:同社は「AIで未来を創るNo.1企業グループへ」を掲げ、生成AIの業務活用率が90%を超えるなど、業務効率化と新サービスの提供を進めています。
株価の値動きの特徴:
- 2025年4月2日の株価:始値1,190円、高値1,350円、安値1,169円、終値1,329円、前日比+196円(+17.30%)と大幅な上昇を記録しました。
- 値動きの要因:新規事業の進展や生成AIの活用など、同社の積極的な取り組みが市場で評価され、株価の上昇につながっていると考えられます。
GMOインターネットは、国内外での事業拡大と最新技術の活用を通じて、持続的な成長を目指しています。


解説ありがとよ。生成AIを業務活用なんて、景気良さそうじゃねえか!今のトレンドに乗っている銘柄だぜ。
そういうトヨナリはどの銘柄が気になったんだ?

僕は【塩野義製薬】と【三菱商事】が気になったかな。
証券コード4507【塩野義製薬】
市場 | プライム |
セクター | 医薬品 |
分類 | |
株価 | 2250円 |
時価総額 | 2兆16億 |

製薬の需要が尽きる事はないよな。チャートは長期で見ると緩やかな上昇トレンドに転換しつつあるように見える。セクターローテーションで考えると、最近はディフェンシブ銘柄が強くなり出している背景がありそうだな。だったら短期的に下げてきたところを「ゴールデンクロス」か「押し目買い」を狙ってエントリーしてみようと思う!

塩野義製薬株式会社(証券コード:4507)は、医薬品の研究・開発・製造・販売を手掛ける日本の大手製薬企業です。同社の事業取り組みと株価の値動きの特徴についてご紹介します。
事業の取り組み:
- 中期経営計画「STS2030 Revision」 2023年に策定された「STS2030 Revision」では、「新製品・新規事業の拡大」「COVID-19治療薬の成長」「HIVビジネスのさらなる伸長」を3つの柱として掲げ、ヘルスケアサービス企業(HaaS)への変革を目指しています。
- 感染症領域への注力 60年以上にわたり感染症領域の研究・開発を続けており、COVID-19治療薬の国内緊急承認取得など、社会的影響度の高い疾患へのソリューション提供に注力しています。
- 社会貢献活動 地域社会への貢献や医学・薬学振興、医療アクセスの向上、疾患啓発・予防・適正使用推進など、多岐にわたる社会貢献活動を展開しています。
株価の値動きの特徴:
- 株価推移の特徴: 同社の株価は、主力製品の特許切れ(いわゆる「特許の崖」)や新薬の開発状況、感染症関連のニュースなど、事業の進捗や外部環境の変化に敏感に反応する傾向があります。
塩野義製薬は、感染症領域での強みを活かしつつ、新規事業の拡大や社会貢献活動を通じて、持続可能な成長を目指しています。


良い目の付け所だな。正にディフェンシブ!
俺は攻めて攻めて攻めまくるスタイルの方が好きだがな。
証券コード8058【三菱商事】
市場 | プライム |
セクター | 卸売業 |
分類 | |
株価 | 2615円 |
時価総額 | 10兆5185億 |

ここは景気敏感(攻め)のセクターに分類されているけど、日本の商社株をあのウォーレンバフェットが買い増し始めたという情報があるんだ。その情報が出始めた頃からチャートが綺麗に上昇トレンドに転換しているように見える。だったら僕もその波に素直に乗ろうと思う。タイミング的には丁度中期の移動平均線に差し掛かる頃だから、「押し目買い」でエントリーできるんじゃないか?もし仮にテクニカルを外して、長期の移動平均線まで下げたとしても、バフェットの買い支え効果によりまた上昇トレンドに浮上してくれそうなのは心理的にもエントリーしやすいな。

素晴らしい分析だと思います。三菱商事の株価が最近上昇している背景には、以下の主な要因が挙げられます。
1. ウォーレン・バフェット氏の投資拡大
著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイは、2020年以降、日本の主要商社5社(三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅)への投資を開始しました。2025年2月には、これらの商社への出資比率を引き上げる意向を示し、三菱商事の株価は約7.5%上昇しました。
2. 資源価格の上昇
三菱商事はエネルギーや鉱物資源などの資源関連ビジネスに強みを持っており、近年の資源価格高騰が同社の収益向上に寄与しています。特に、原油や天然ガスの価格上昇は、同社の業績を押し上げる要因となっています。
3. 株主還元策の強化
同社は近年、上限5,000億円の自己株式取得を実施するなど、株主還元に積極的な姿勢を示しています。このような取り組みが、投資家からの評価を高め、株価上昇を後押ししています。
4. 経営効率化と脱炭素化への取り組み
非中核事業の整理やデジタル化の推進により、経営効率が向上しています。また、再生可能エネルギーやカーボンニュートラル燃料の研究開発にも注力しており、持続可能な成長戦略が市場から評価されています。
これらの要因が複合的に作用し、三菱商事の株価上昇を支えています。ただし、資源価格の変動や世界経済の状況によっては、今後の株価動向に影響を及ぼす可能性があるため、引き続き注視が必要です。


補足ありがとう、アイラ。
実際のところはどうであれ、やはりバフェット効果は少なからずありそうなんだな。

バフェットはすげーよな。買うって言っただけでその銘柄の株価が上がっちまうんだから。俺もそんなレジェンド投資家になりたいもんだぜ。
まとめ
記事のまとめです。
スイングトレードの解説記事として、投資実践手法の解説と、スイングトレードに適した銘柄をピックアップしました。
テクニカル分析はこの3つを抑えましょう。
①移動平均線
②RSI
③MACD
1つではなく、3つ全てを組み合わせて使うと効果的です。
スイングトレードおいては、セクター毎の特徴を理解して、ローテーションで資金が回っていることを押さえておきましょう。それぞれのセクターは大まかに以下3パターンに分類することができます。
・ディフェンシブ(守り)
・景気敏感(攻め)
・成長期待
景気後退時はディフェンシブ銘柄、好景気時は景気敏感銘柄が株価に反応しやすいです。成長期待はボラティリティが高い特徴があります。
スイングトレードに適した銘柄15選の中から、ピックアップ3銘柄をご紹介しました。
1.GMOインターネット
2.塩野義製薬
3.三菱商事
株式投資初心者向けの記事を書いています。

株式投資中級者以上の方向け。テーマ株やお宝銘柄特集。


【注意事項】
当ブログは、投資に関心のある方に向けて、株式投資の考え方や銘柄の特徴をわかりやすく伝えることを目的としています。記事内には、キャラクター「トヨナリ」「モグリス」「アイラ」が登場しますが、彼らはあくまで情報を親しみやすく伝えるためのナビゲーターであり、特定銘柄の推奨や売買指示を行うものではありません。本記事に掲載されている内容は、筆者の個人的見解や過去の実績・情報に基づくものであり、将来の株価や投資成果を保証するものではありません。投資にはリスクが伴いますので、最終的な投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。最新の情報やデータは、各企業のIR資料や証券会社などの信頼できる情報源をご確認いただくことを推奨します。